絶対見逃せない!一瞬で車が動かなくなるベルトの秘密とは?

株式会社 雅です。

今回は車のエンジンを駆動する重要なパーツの一つであるファンベルトについて解説します。
ファンベルトはエンジンの回転力を受け、各種ポンプや発電機、冷却ファンなどを回す役目を果たしています。
このため、ファンベルトの適切な状態や交換時期を把握することは非常に重要です。
ファンベルトの役割や、劣化のサインなどについて詳しく説明します。

 

ファンベルトとは?

 

 

自動車ファンベルトは、自動車のエンジンの動力を伝えるための重要なパーツです。

例えば、自動車を走らせるためにはエンジンが必要ですよね。エンジンは、ガソリンを燃やしてパワーを作ります。そのパワーをタイヤに伝えるために、自動車の中にはファンベルトという特別なベルトがあります。

ファンベルトは、エンジンから受け取ったパワーを各部品に伝える役割をしています。

自動車が正常に動くために欠かせない重要なパーツであることが分かりますね。

 

ファンベルトの不調サインとは?

 

 

急にハンドルが重くなる

ファンベルトが故障・断絶すると、パワステ機構とつながっているためハンドルが急激に重くなります。

特に油圧式パワステを採用している車では、ファンベルトの故障で即座に症状が現れるため、走行中には非常に危険です。

電動式パワステの場合は、ファンベルトが断絶してから反応に若干のタイムラグがありますが、発電・充電不良により同様の症状が逐次発生することがあります。

なお、パワステつきの車の場合、パワステが効かないとハンドルが元々パワステのついていない車よりも格段に重くなるので、注意が必要です。

エアコンが効かなくなる

ファンベルトが故障してコンプレッサーが停止すると、ガスがあっても循環せず、エアコンの冷却機能は急激に低下します。

エアコンの機構はデリケートで、ファンベルトが突然切れると、その衝撃で他の不具合や破損が起こる可能性があります。その場合、ファンベルトを交換してもエアコンの問題が解決しないことがあります。

エンジンがかからなくなる(バッテリー上がり)

ファンベルトが断裂したり外れたりすると、エンジンの動力がオルタネーターという発電装置にうまく伝わらず、すぐに電力不足や充電不足が生じます。これにより、エンジンがうまく始動しなかったり、バッテリーが完全に上がってしまうこともあります。

エンジンがオーバーヒートする

ファンベルトが故障した場合、エンジン冷却の要であるウォーターポンプが正常に機能しなくなり、場合によっては停止することがあります。これにより、エンジンが過熱し、最悪の場合はエンジンが焼き付いてしまい、動かなくなる可能性があります。

 

ファンベルトの交換時期?

 

 

車のファンベルトは、特定の走行距離または使用年数に達したら交換が必要です。

車種によって異なる場合がありますが、一般的には5万kmから10万km、または使用から3年から5年での交換が推奨されています。

 

ファンベルト交換費用

 

 

ファンベルトの使用本数は車種によって異なるため、交換費用もそれぞれの車種で変動します。

交換費用はファンベルトの価格と工賃を合わせたもので、工賃は依頼する店舗によって異なるため、店舗ごとに総額も変わることになります。

相場は大体、ファンベルト代プラス工賃で~¥10,000程です。

軽自動車、普通車、大型車によっても異なるので一度確認してみてください。

雅では無料お見積りも大歓迎です。

 

まとめ

ファンベルトは自動車の消耗品としてはあまり知られておらず、注目されることも少ないですが、エンジン冷却などの重要な機能を果たしています。

異常が発生してもそのまま交換せずに使用を続けると、自動車が停止してしまう恐れがあるため、異音がしたり走行距離が増えたりした場合は、ショップで点検し、必要なら交換することが大切です。

もしエンジンが故障すると、修理費はファンベルトの交換費用と比較にならないほど高くなり、最悪の場合、車を手放さざるを得なくなることもあります。

日頃から定期的な点検を心がけ、トラブルを未然に防ぐよう努めましょう。