バッテリーの魔の手!カーナビやメーターパネルの照明が消えたら要注意

 

株式会社 雅です。

オルタネーターは自動車の重要な部品の一つです。

多くの人が名前は聞いたことがあるものの、その具体的な機能については詳しく知らないかもしれません。

今回はオルタネーターの役割、故障サイン等解説していきます。

 

解説

オルタネータ―とは?

 

 

オルタネーターは、一言で言えば発電機です。

エンジンの回転を利用してオルタネーターを回し、電力を生成します。

この発電した電力は、走行中の車に必要な電力を供給し、同時にバッテリーを充電するのにも使用されます。

厳密には、発電機と整流器で構成されており、発電機で交流電力を生成し、整流器でそれを直流電力に変換します。

車を動かすために必要な電力は交流のままでも問題ない場合と、バッテリーへの充電などで直流に変換する必要がある場合があります。

 

オルタネータ―の故障症状とは?

 

 

エンジンが停止、またはエンジンが始動しない

現代の自動車エンジンは、燃料噴射装置、燃料ポンプ、ECU(エンジンの出力を調整するコンピュータ)など、電力を必要とする多くの装置を備えています。

エンジンが始動しない原因は様々ですが、オルタネーターの故障が一因であることがあります。

バッテリー警告灯が点灯する

運転中に車の異常を感じなくてもバッテリー警告灯が点灯する場合、オルタネーターに問題がある可能性が考えられます。

他の警告灯が消えているのにバッテリー警告灯だけが点灯している場合や、走行中にバッテリー警告灯が点灯する場合は、オルタネーターに故障がある疑いが強いです

カーナビやメーターパネルの照明等が消える

カーナビやメーターパネルの照明が消えたり、カーオーディオが切れる場合、オルタネーターの故障が考えられます。

オルタネーターが故障すると、電装部品や装置の停止の可能性があります。

走行はできますが、バッテリーの電力だけで走行すると最終的にエンジンが停止します。

オルタネータ―の寿命は?

 

オルタネーターはエンジンの動力を電力に変換し、車の電装品に供給する装置です。通常、オルタネーターの寿命は走行距離で10万~15万キロ、または10年程度とされています。
しかし、ベルトやレギュレーターなどの部品の故障や、日常のメンテナンス状況、運転方法によって寿命は変わることがあります。
オルタネーターが故障すると車が停止するリスクがあるため、定期的な検査と交換が重要です。

オルタネーターの交換費用は?

 

 

オイルネーターの一般的な交換費用は、新品のオルタネーターを使用して交換することは、最も一般的な方法です

新車ディーラーでの交換依頼時には、通常この方法が採用されます。純正新品オルタネーターの価格は、軽自動車の場合約40,000円から50,000円、国産普通自動車の場合は50,000円から100,000円が相場です。

軽自動車でも、交換工賃を含めた純正新品の交換費用は50,000円から60,000円となりますが、オルタネーターには保証が付いており、万が一欠陥があった場合には無償で交換可能です。

まとめ

バッテリーを新しく交換したにも関わらず、バッテリーがすぐに上がってしまう場合は、オルタネーターの劣化が原因である可能性があります。このような状況では、点検を受けることが重要です。

さらに、バッテリーが上がった後に復旧した車については、バッテリーとオルタネーターの両方の状態を確認することが必要です。