自動車保険等級制度の知識

自動車保険の等級制度はご存じですか?
自動車保険の等級制度の話 自動車保険使ったら保険料が上がるっていうことはほとんどの人がご存知だと思いますが、その詳しい仕組みについては多くの方がご存知ないのが実情だと思いますので詳しい説明と裏ワザについてお伝えしたいと思います。
あくまで、車の保険に入ってる台数が10台以下の一般の方向けの仕組み(10台以上になると別ルールになります)ですが、自動車保険は等級制度という仕組みがあり、日本中の保険会社共通のルールを適用してます。
等級は1から20まであり、1等級が一番悪く、20等級が一番いい等級になります。 新規で保険に入る時は6S等級からのスタートになり、事故が無ければ1等級アップし、事故がある場合は1年間の間の事故の「回数」×3等級下がります。
等級が下がればどんどん割増率は上がっていき、等級がアップすればどんどん割引きアップしていくようになっていて、スタートの6Sの等級は保険料が基本レートに対してプラスマイナス0(厳密にいうと年齢条件によって大きく変わります)としたとき、1等級は108%割り増し、20等級は63%割引となります。
仮にスタート時に保険料が1万円だった場合、1年間に2回事故をするれば20800円にもなります。
逆にずっと無事故で20等級まで行けば3700円まで下がります
ですので事故があって保険を使った時にアップする保険料は相当家計を圧迫します。 少し賢い方であれば事故があった時に「他の保険会社に変えれば等級がリセットできるのでは?」と考えるのですが、残念ながら日本中の保険会社で事故や等級の情報を共有していて逃げれないようになってます。
逆に無事故で等級が進んでいれば別の保険会社に乗り換えても引き継げるようにもなっています。
ここでお待ちかねの裏ワザですが、自動車保険は原則1年契約の1年で更新が基本です。しかし、3年とか長期での契約ができる保険会社もあります。仮に3年で契約しても途中で変更や解約は自由にでき、何のペナルティもありません。 しかし、3年契約すれば仮に何回事故があっても2年目、3年目の保険料は無事故だった場合の保険料で確定しているので、保険料が上がるどころか下がっていきます。 契約者にとって得しかない仕組みなんです。
しかし注意点がありまして、まず通販系と言われる保険会社ではこの契約はできません。 また、通販系でなくても保険会社によっては3年契約してもこのメリットがなく、普通に事故があれば保険料が上がる保険会社もあります。
気になる方は複数の保険会社を取り扱う詳しい代理店にご相談するのが間違いないです。